新海誠監督の新作映画『天気の子』が、2019年7月19日に公開されました。
前作の『君の名は。』が大ヒットしたことで新海誠監督の作品は注目されています。
私も注目しているひとりで、公開日に『天気の子』を観に行きました!
前回大ヒットしたことで期待が高まり、比較されるので「前の作品の方が良かった」となることが良くあります。
この記事では、私が観た感想と新海誠監督の想いなどをまとめました。
まだ観ていない方のために
ネタバレ無しの「映画を観る前に知っておきたいこと」などを書いていきます!
これから観る方は是非ご覧ください!
Contents
映画『天気の子』のあらすじ
僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語。
『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、
運命に翻弄される少年・森嶋帆高、少女・天野陽菜が自らの生き方を「選択」し、
2人だけが知っている世界の秘密についての物語。
天候をテーマ設定にした理由は
「誰もが自分の話なんじゃないかと思わせることが『天気じゃないか』と。
学校や会社に行く時、天気予報を見ていて『天気』というものは1日に何回も口にしているし、
気にしている。遠い空のできごとなのに、自分たちの心配事になっている」と人々の身近なテーマ設定にしたと説明。
制作発表会見から引用
今回のテーマは『天候』という事ですが、
最近の天候が異常な事が多々ありましたね。
「平成30年7月豪雨」では大雨特別警報が発表され、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超え。
この時、普通の雨でも災害レベルになる事が本当に驚きました。
雨だけでなく、
「平成30年の猛暑」では東日本・西日本共に、8月前半晴れて気温が非常に高い日が多く、特に東海地方では40℃以上を複数回記録するなど猛烈な暑さになりました。
暑さのあまり、熱中症で倒れて運ばれる人も多かったと思います。
天気といえど大きな影響を与えるこの頃、気になっている人が多いですし、
運動会や結婚式、普段の生活でも誰もが関係してくるものです。
今回のテーマは身近で分かりやすいテーマとなっているということです!
生き方を「選択」することも大きなキーワードだと思います。
人生を生きていく中で常に「選択」して生きているといっても過言ではありません。
朝起きて、すぐ起きるのか、二度寝するのか。
服は何を着て出かけるのか、
友達と家でゲームをするのか外で遊ぶのか、
進学や就職のように人生を大きく変える選択もあるかもしれません。
映画の中でこの2人はどのような選択をしてどのような人生を歩むのでしょう?
映画『天気の子』の声優は誰?
森嶋帆高(CV:醍醐虎汰朗)

主人公の帆高は、家出して離島から東京にやってきた高校生です!
帆高の声を務めるのは醍醐虎汰朗さんです!

醍醐虎汰朗さんの関連情報
天野陽菜(CV:森七菜)

ヒロインの陽菜は、東京にやってきた帆高が出会った少女です!
天野陽菜の声を務めるのは森七菜さんです!

森七菜さんの関連情報
須賀圭介(CV:小栗旬)

小さな編集プロダクションを営んでいるライターで、帆高を住み込みで雇う事にしました。
須賀圭介の声を務めるのは小栗旬さんです!

<小栗旬 コメント>『天気の子』に参加できること、とても光栄です。新海監督の作品は、美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのが凄いところ。前作の『君の名は。』も大好きで、映画館で号泣しました(笑)。今回の『天気の子』はすごくストレートな話で、そこが魅力だと思います。“須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです。『天気の子』、期待を裏切らない素敵な作品なので、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。
映画『天気の子』公式サイトより
夏美(CV:本田翼)

須賀の事務所で働く女子大生!
夏美の声を務めるのは本田翼さんです!

<本田翼 コメント>3年前『君の名は。』が起こした社会現象を作り上げた新海監督の最新作に参加させて頂きとても光栄です。新海作品で描かれている風景の色彩が本当に美しく、私が普段見ている日常の景色が監督にはどんな風に見えているのだろうと以前から思っていました。今回『天気の子』でも、新宿の街、高層ビルから見えるこの空を監督がどう描かれるのか、観客としてもとても楽しみです。そして私が演じさせていただく“夏美”についても生き生きとした女の子にしていきたいと思っています。『天気の子』は、まだ完成前ですが既に心に響く物語です。ここからさらに私たちの声の力でこの作品を盛り上げられたらと思います。
映画『天気の子』公式サイトより
冨美(CV:倍賞千恵子)

帆高と陽菜にあることを頼む下町に住む老婦人。
冨美の声を務めるのは倍賞千恵子さんです!

天野凪(CV:吉柳咲良)

陽菜の小学生の弟。
天野凪の声を務めるのは吉柳咲良さんです!

安井(CV:平泉成)

都内で起きた事件を追って須賀の事務所を訪れる老刑事。
安井の声を務めるのは平泉成さんです!

高井(CV:梶裕貴)
捜査のために帆高たちの前に現れる安井の相棒。
高井の声を務めるのは梶裕貴さんです!

映画『天気の子』を観た評価・感想レビュー!
ネタバレしない程度に感想を書きたいと思います。
私の率直な感想は
「賛否両論ある作品だとは思ったけど面白かった!」
です!
少し項目を分けて書いていきたいと思います!
背景・キャラクターデザイン
女の子のキャラクターがとっても可愛かったです!
2次元なのに奥行き感があってもはや3次元だと思いました!
どのキャラクターもダイナミックにたくさん動いて迫力もあり観てて楽しかったです。
キャラクター・登場人物の外見やイメージのデザインに携わったのは、田中将賀さんです!
「君の名は。」でも田中将賀さんがキャラクターデザインを担当していました!
田中将賀さんが手掛けていた作品は多数あり、
- 家庭教師ヒットマンREBORN!
- とらドラ!
- 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- あの夏で待ってる
- 心が叫びたがってるんだ。
- 空の青さを知る人よ
などのキャラクターデザインを担当していました!
背景も相変わらず綺麗で、舞台は東京でした!
私は東京に何度か行ったことがありますが、「東京そのものが描かれているなー」
と思いました。
精密な風景描写と鮮やかな光と水の演出などが“新海ワールド”全開でした!
考えさせられるストーリー
いつも映画を見た後は「楽しかったな〜」「かっこよかったな〜」で終わってしまう事が多いのですが、
新海誠監督の作品は色々と考えさせられるものがあります。
どの映画でも監督の伝えたい事や訴えたい事が込められているので、
そこを考えて友達なネットの意見と照らし合わせる事も面白い所だと思います。
賛否両論ある内容だったので、様々な意見が出て討論したら盛り上がるかもしれません。
また時期としては8月頃ですので、上映期間に見ることをオススメします!
梅雨が続いている7月に見ると共感する事が多いので、感じ方が違うかもしれません!
音楽担当はRADWIMPS
前作「君の名は。」でも話題となったRADWIMPSの主題歌!
今回『天気の子』でもRADWIMPSに作曲をお願いしたそうです!
映画の脚本を読んで制作した曲で、映画中の挿入歌もグッときます!
主題歌はRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」
第2の主題歌「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」
挿入歌 RADWIMPS「大丈夫」
<RADWIMPSコメント>
今回、新海誠監督の『天気の子』で音楽監督を務めさせて頂きます、RADWIMPSです。
2017年の夏、不意に監督から「脚本を読んでもらえませんか?」というメールを頂きました。僕は「喜んで読ませて頂きます」と返事をしました。そこから僕たちの『天気の子』の物語が始まりました。
現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています。
新海監督は最初に仕事をした時と何も変わらず、誰よりもまっすぐに純粋に頑固に、時に不器用に作品と向き合っています。そして各セクションのスタッフが目下全力でそんな監督を支えています。再び新しい冒険をご一緒させて頂けることを誇りに思います。
たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。
ぜひ、楽しみにしていて下さい。映画『天気の子』公式サイトより
テレビやDVDが出たらレンタルするという方もいますが、映画館で観ることをオススメします!
音楽がドッと流れる時のライブ感というのでしょうか?
身体の血液まで響き、全身で映画を楽しむ事ができるのは
映画館ならではだと思います。
新海誠監督の想い・狙いは?
「『君の名は。』は災害をなかったことにする映画だという意見をいただいた。
僕は災害が起きるであろう未来を変えようとする映画、
あなたが生きていたら良かったのにという強い願いを形にした映画を作ったつもりだった。
でも代償なしに死者を蘇らせる映画だとも言われて…。
どんどん広がっていき、本来なら見るはずがなかった人たちが映画を見て、結果、出てきた言葉だと思う」
今作は最初から注目を集めている。「君の名は。」を批判した観客も見るだろう。
「彼らが怒らない映画を作るべきか否かを考えたとき、僕は、あの人たちをもっと怒らせる映画を作りたいなと。
人が何かに対して怒るのはすごく強いエネルギーが必要で、
『君の名は。』は少なくとも何かを動かしたわけです。
そういう気持ちが『天気の子』の発想につながっていった」
サンスポ独占インタビューより
新海誠監督は批判があるのを分かっていてこの作品を作っています。
むしろ批判をもらいたいと思っていたでしょう!
そうまでして伝えたかった事があり、作品に詰め込んだのです!
価値観がぶつかるというのは、「正解がない」ということです。
教科書に書かれていたり、政治家や批評家が語るような正しさではなく、
“正しさ”は人それぞれのものだし、
僕たちが作るのはエンターテインメント映画なのだから、
極端な言い方をすれば、
正しくない内容を語ろう、
いわゆる賛否の分かれるものを作りたいと思ったのです。
ただ楽しかっただけでは終わらずに
「私は違うと思う」
「いや、俺だったらああしてしまうかもしれない」
と、見た人の意見が分かれるものを投げなければならない。
そうでなければ、
こうした大きな舞台で映画を作らせていただく意味がないと思いました。
日経エンタテインメント! 2019年8月号の記事より
新海誠監督は『天気の子』と通じて”賛否が分かれるもの”を作りたいと思っていたようです。
人それぞれ考え方が違い、
「何が正しいのか!」「どうすればいいのか!」
を観ていただいたお客さんに考えて欲しいのです。
それぞれの意見を持って友達と共有し、
討論して欲しいという思いがあったからこそ、
このような作品になったと思います。
映画『天気の子』を観たネットの意見・評価は?
高評価の意見
天気の子見てきました~
面白かったし、鳥肌止まんなかった
喋りたいけどネタバレになるから黙っとく pic.twitter.com/ShAHL0kKY6
— イチ@アニメ大好き (@NKLoMoML028f8ZR) July 20, 2019
#天気の子 を見てきました!
色々考えさせられる事がありました。まあ、一言で言うと、
面白かったーーーー!!!!
以上です。 pic.twitter.com/i4k4pazn5i
— RN.黒歴史コアラ (@koara_SOL) July 21, 2019
めちゃめちゃ面白かった!!感動☺️✨#天気の子 pic.twitter.com/CJCIDl6JNI
— まいこ🍋個体 (@nabuna97) July 20, 2019
面白かった〜!!
すでにもう一回観たくなってる見落とした部分もあるから近いうちにまた観に行きます! pic.twitter.com/25DiHsO6a9
— くさか@朱夏人 (@xaca917) July 20, 2019
天気の子観てきました〜
ネタバレなしで感想言います
むちゃくちゃおもろしかったです、君の名は。より感動しました。
賛否両論などコメントもありますが、少なくとも僕が今日いた劇場の方全員はスタッフロールを最後まで見ていて面白いと言っていました。
とりあえず泣きました(語彙力)#天気の子 pic.twitter.com/DzEATReVjt— 🌃💫カマクラ💫☀️天気の子は神☀️ (@kamakura_0727) July 20, 2019
新海誠監督の世界観が好きという方も多くて、「感動した」という方もいました!
私と同じ意見で「賛否両論ありそうだけど、私は好き」という方も良く見られた気がします!
低評価の意見
天気の子が面白くない一つの理由として、主人公に全く感情移入ができないってこと。
— みっちる君@ (@azya0815) July 20, 2019
天気の子、面白いか面白くないかでいえば面白いけど微妙な感想しか出てこない
— きしめん (@tobu_i) July 22, 2019
#天気の子 のレビューを書こうかと思ったけど、 よくよく考えると「面白くない」の一言で片付く駄作だった
脚本とか映像美とかバニラとか、 全部ひっくるめて「お金かけた駄作」で片付く
— yugioh-hack (@HackYugioh) July 21, 2019
天気の子見てきたけど微妙すぎてやばいね
売りの曲も君の名はに圧倒的に劣る
君の名はも面白くなかったけどそれくらいに面白くない
秒速五センチメートルはめちゃめちゃ面白かったけど— 蓮P (@Den1pe) July 19, 2019
低評価の意見としては、「君の名は。」の方がよかったという方が多かった気がします。
前作が良かった分期待してたけど少し違ったという方もいるようですね。
まとめ
新海誠の作品が好きな方は好きな作品であることは間違いないと思います。
考えさせられる作品でもあるので、なかなか感想も伝えにくい部分があるのかなとも思いました!
ですが、是非観て欲しい作品なので、まだ観ていない方は劇場へどうぞ!
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